フェラーリ360モデナ等長エキマニ開発編 後編| GWAPOTech JAPAN
- gwapo3854
- 6 日前
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前編に続き、本編ではフェラーリ360エキマニを取り寄せデータを緻密に計算しながら仕上げた等長のエキマニの画像を詳しく見ていきます。 その前にエキマニが等長になることのメリットを軽く深掘りしていきます。 🔧1. パフォーマンス向上
✅ 排気干渉(パルス干渉)の低減
各気筒からの排気パルスが等距離で集合部に到達することで、排気干渉を抑制。
スムーズな排気流が得られ、エンジンの呼吸効率(吸排気の流れ)が最適化される。
✅ 中高回転域のパワーアップ
排気の「脈動効果」が活かされるため、吸気の引き込みがアシストされる(スカベンジング効果)。
結果的に、7000〜9000rpmの高回転域で伸びのあるフィーリングとパワーアップが実現。
✅ トルクの谷の改善
ノーマルでは一部回転域で起きがちなトルクの落ち込みが滑らかになり、全体のパワーカーブが均される。
🔊2. サウンドの変化・向上
✅ 高周波でレーシーなF1サウンド
各バンクからの排気干渉が均一化されることで、高音域がクリアに出る乾いたF1サウンドに近づく。
特に360のようなNA V8では、マニホールドの設計次第で音の質が大きく変わる。
🔩3. 耐久性と熱対策(設計次第)
✅ 排気の熱分布が均一化
エキマニ内の局所的な過熱を抑え、周辺部品(O2センサーや触媒)の熱ストレスを軽減。
熱の集中を避けることで、エンジンルーム全体の温度管理にも好影響。
✅ 高品質な素材との組み合わせで耐久性向上
例えばSUS304やチタン製の等長エキマニとすれば、純正鋳鉄マニホールドよりも軽量で長寿命。
このようにエキマニを等長にすることは排気干渉が低減しF1サウンド化すること以外にトルク改善やエンジンルーム温度管理にも寄与しています。
さて、ここで閑話休題し従来の不等長Ver.と新作の等長Ver.のエキマニを比較していきます。





まずお分かりいただける通り両者ではパイピングレイアウトが大きく異なります。 さらに弊社のエキマニのチューブは純正の38-40mmサイズに対し42mmサイズを採用しております。これによりパワー向上だけではなく元々音量が大きく迫力のあるサウンドの360をさらにレーシングカーに近づけることを目指しております。


さらにサーモバンテージ以上に耐久性の高いヒートシールド施工も可能でございます! 市販で一番耐熱性の高いとされるチタンサーモバンテージと同程度の追加料金でありながら面倒な巻き付け作業も省けるので一石二鳥です。
現在フェラーリ360のエキマニはほぼ絶版となっており、等長のエキマニは国内外探しても入手困難となっております。 弊社では時代に逆行しながらも大変リーズナブルな価格でご案内させていただいておりますので気になる方はお気軽にお問い合わせくださいませ! https://www.gwapotech.com/product-page/ferrari-360-modena-f1-sound-valved-sport-exhaust-system https://www.gwapotech.com/product-page/ferrari-360-modena-f1-sound-equal-length-long-tube-headers
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